信州大鹿村の幻の塩「塩畑(しおばたけ)」

「日本で2番目に山奥の村」と言われる大鹿村で取れる天然の塩「塩畑(しおばたけ)」。

生活に不可欠な塩。

世の中には沢山の種類の塩が存在ます。

それだけ必要とされているという事でしょうね。

海の塩から岩塩まで、国内外で数千種類あるとさえ言われています。

ピンク色の岩塩なんかは、見た目にもルビーのようで美しく一層おいしく感じます。

日本は海水が豊富ですから、各地名産の塩はほとんどが海水を使っているようですね。

海に囲まれている島国は、その昔海底だった場所が隆起して陸地になっている場所が沢山あります。ここ伊那谷にはその証拠に海の生き物の化石がアチラコチラで見つかっています。

そして、化石以外にも不思議なことがあるんです。

それは、こんな山の奥から塩が取れるんです!

それが幻の塩とまで言われている大鹿村の塩です。

今から1200年前には歴史に登場し、南北朝時代にはその地に城が築かれ、時の天皇の皇子が即位しその塩を守っています。また太平洋から信州へ塩を運ぶために利用された秋葉街道は不思議なご縁で大鹿村を通過していました。

歴史ある塩が取れるその地域一体はいつのころからか「塩畑(しおはた)」と呼ばれるようになりました。そして現在、その地の名前を頂き「「塩畑(しおばたけ)」を復活させ精製を続ける梶夫妻のお陰にこうして皆様にお届けすることが出来るようなりました。

丹精込めて精製されたこの塩は、まぼろしの塩と呼ぶに相応しい、とっても美味しいお塩なんです。

 

「山の物は山の物で」言われるように、このお塩でお肉を食べると、お肉の旨さが引き立ちます。

特に、「南信州牛」や「幻豚」との相性は抜群です。これまで、海外のお塩、国内のお塩と試してきましたが、一番の相性といって間違えありません。

 

南アルプスの麓、大鹿村

大鹿村には伊那谷から山また山を越え、やっとたどり着くことが出来ます。

すぐそばには標高3120mの赤石岳がそびえ、その麓の鹿塩温泉は塩っ辛い温泉なんです。

その理由は諸説ありあますが未だに謎に包まれているそうです。

他の塩辛い温泉とは全く違い、その性質は日本では有馬温泉か、ここ鹿塩温泉だけだそうです。

その謎は大鹿村の七不思議に数えられています。

この地の歴史は古く、南北朝時代にまでさかのぼります。そんな昔からある地域だけに不思議な言い伝えが沢山です。

ちなみに、こちらのお寺は長野県最古の木造建築だそうです。

 

何日もかけてじっくり作る「塩畑」

そして、そんな鹿塩の温泉の中でも、一番しょっぱいのがここの場所で、地名が塩畑(しおばた)というそうです。

こちらのお塩はその地名から「塩畑(しおばたけ)」と名付けたそうです。

まずは源泉を汲んできて、10日間じっくり寝かせます。こうすることで不純物が沈みます。

次に、上澄みのきれいな源泉を、特殊なフィルターでじっくりじっくり濾過します。

その濾過された源泉を、約10日間かけて水分を飛ばしていきます。

それには地元産のまきを使い、じっくりじっくりと水分を飛ばします。

ガスや電気も試しましたが、不思議とうまく水分が飛びません。不便ですがまき以外では仕上げることが出来ないのです。

こうして、見た目にはわからない温泉だったものが、

このように目に見えてわかるほどになるのです!

 

最後に塩だけになったものを天日干しにする事2日間。

これでやっと完成なんです!実に完成まで1か月近くかかるそうです。

現在も全て手作業にて精製しているため、月にたったの8kgしか精製されない貴重な塩なんです!

販売先は限定されていて、現在でも中々手に入れることのできない貴重なお塩なんですね。

つまり、ご夫婦の苦労の結晶でもあるんですね!

出来上がったお塩は、雑味がなく、うまみが詰まった最高の味なんです。

どうぞ、お店に来た際にはこちらの「塩畑」をお試しくださいね!

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