全国的に高い評価を得る南信州牛の歴史

地賛地奨屋(ちさんちしょうや)のネットショップで取り扱っている南信州牛。

 

 

 

 

京 都 食 肉 市 場 「特選牛」 認 定 第 1 号

京都市が運営する中央卸売市場第二市場の指定業者の京都食肉市場株式会社は、

最高級の牛肉に対する「京都食肉市場 特選牛」認定を2016年5月に開始しました。

その認定第1号が南信州牛です。

九州産、関西産などの高品質牛に先んじて、見事に栄えある初認定を飾りました。その後も南信州牛に対する特選牛認定が毎月のように続いています。
※…京都市中央卸売市場は第二市場で食肉を、第一市場で鮮魚、青果などを取り扱っている

1934年(昭和9年)を原点に、戦中戦後の激動期を乗り越えてきた飯田下伊那地域産の「南信州牛」。

今、目利きぞろいの京都の市場で「特選牛」の認定を受けるなど、食肉評価の頂点を極めつつあります。日本全国の名だたるブランド牛に勝るとも劣らぬ、きめ細かな霜降りと最上質の味わい。長野県南端の山ふところに抱かれ、豊かな水と大地に育まれた「南信州牛」は、和牛肉の新たな芸術品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.msgyu.com/

 

全日本牛枝肉コンクールで最高位を受賞

2016年 第12回 全日本牛枝肉コンクール

     最高位 名誉賞(3回目)

2014年 第10回 全日本牛枝肉コンクール

     最高位 名誉賞(2回目)

2011年 第  7回 全日本牛枝肉コンクール

     最高位 名誉賞(1回目)

2009年              全国和牛能力共進会

          優良枝肉賞

2005年 第 1回 全日本牛枝肉コンクール

     最優秀賞1席

(全日本枝肉コンクール:大阪府畜産会と大阪市、大阪市食肉市場協議会などが主催)

 

そもそも南信州牛とは

ブランド化の提案をしたのは、弊社創業者
飯田下伊那地域で生まれ育った和牛は、この名称を名乗るはるか以前の昭和の時代から、長野県内はもとより、京都の食肉市場や全国的な和牛の品評会などでその肉質を高く評価されてきました。そのことを知った、弊社創業者の古田がブランド化を提案し、平成十八年三月、関係者による初めての打ち合わせが行われました。
 「関西方面で評価が高いが、産地である地元では消費が少なく認知度も低い」
 「牛をひとつのきっかけとして、料飲組合、農業団体、行政等が一体となった取り組みをしたい」
 「観光への展開も考えられないか」
といった多くの意見が出され「南信州牛」のブランド化に向けた取り組みが動き始めました。

 以前にも、牛肉の販売促進・消費拡大を目的とした取り組みが行われてきましたが、牛肉の生産~流通~販売に至るまでに多くの方が携わっており組織化が図れずにいました。 このような過去の反省を踏まえ、生産者、料飲関係者、生産者団体、食肉加工業者など牛肉に携わる多くの関係者の皆さんにご賛同いただき、平成十八年七月「南信州牛ブランド推進協議会」(会長:牧野飯田市長、副会長には古田仁志)が設立されました。

南信州牛ブランド推進協議会では、「南信州牛」を一つの地域資源として、市民への産地としての認知を高めること、生産者と消費者並びに料飲関係者等を結び地域での消費拡大を図るとともに、「南信州牛」を観光誘客や、地域外への更なるブランド販売にもつなげ信頼できる産地としての地域ブランド化を進めていくことを目的としています。

兵庫・宍粟郡生まれの但馬牛をルーツに
南信州牛の歴史は1934年(昭和9年)、兵庫県の宍粟郡(しそうぐん=現在の宍粟市とほぼ同一地域)から黒毛和種のメスの子牛49頭が飯田下伊那(南信州)地域に初めて連れて来られた時から始まりました。当時、この地域の農家の主産業は養蚕でしたが、下伊那郡上郷村(かみさとむら=現飯田市上郷)の役場などが中心となって和牛導入を推進。農耕に用いる「役畜」として馬が多く飼われていましたが、「馬は手放す時に金がかかるが、牛なら年に一つの子牛を取り、農耕にも使え、最後は肉用として高く売れる」と多くの利点を判断して和牛飼育が本格化した―、との記録(※2)が残っています。

名だたるブランド牛肉と肩を並べる

兵庫県では北部の但馬(たじま)地方を筆頭に、名牛として名高い「但馬牛」を県下全域で産しています。但馬と接する播磨(はりま)地方西北端の宍粟郡では、江戸時代から伊和神社(一宮町)境内で牛の大きな市が開かれるなど畜産がとても盛んでした(※3)。但馬牛といえば神戸ビーフ(いわゆる“神戸牛”)、松阪牛、近江牛などの名だたるブランド牛肉の始祖牛とされる存在。戦前に関西から南信州へと渡った但馬の血統の母牛たちが、現在の南信州牛のルーツとなったのです。

※2「牛のあゆみも50年 和牛導入50周年記念誌」飯田中央農協肉牛部会上郷支部編 より
※3「新但馬牛物語」新但馬牛物語刊行会編 より
 
飼育条件抜群な南信州の自然風土
長野県は北部などが冬の厳しい寒さで知られていますが、南信州と呼ばれる飯田下伊那地域は県内で最も温暖な一帯。南アルプスと中央アルプスの間を流れる天竜川によって河岸が切り開かれた独特の盆地地形であり、標高400〜600m以上に渡って中山間地が広がる高原地帯でもあります。豊かな水と日差し、肥沃な大地。子牛たちは澄んだ空気を吸いながらすくすくと育ちます。また昼と夜の寒暖差の中で体質が引き締められるともされます。こうした南信州地域のコンディションが、味の良い肉質の和牛を育てるために打ってつけの環境と言われる所以(ゆえん)です。

京都で認められてきた意義は大きい

●食肉卸会社 京都食肉市場株式会社

「京都食肉市場 特選牛」の認定に行う同社は、京都人がどんな牛肉を好み、また評価してきたのかを詳しく知る食肉卸企業。

特選牛認定の担当者にたずねると「京都では昔から鹿児島産と並んで長野産の牛肉への評価がとても高いです。

高級な料亭が多いことで知られる京都ですが、すきやき、しゃぶしゃぶの本家と呼ばれるような名店もあり、やはり京都の食文化の水準の高さには定評があります。

そのような京都の市場で南信州牛が認められている意義は非常に大きいはず」と語りました。

同社の特選牛に認定された長野県産牛肉のうち、実に9割以上が南信州地域産の和牛

南信州牛にこだわって買い付ける大手の飲食業者も複数存在しており、同担当者は「南信州牛の味が京都の舌の肥えたお客さんに高く評価されていることは間違いありません」と太鼓判を押しました。

 

地賛地奨屋のネットショップでは、南信州牛の極上ロースを味わっていただけるしゃぶしゃぶセットをご用意しています。

 

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